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2006年 08月 26日
続・ふざけた裁判2つ。
続報というか、訂正。3年の懲役となったNew York TimesのリサーチャーZhao Yan(趙岩)さん。国家機密漏洩罪ではなく、詐欺罪で有罪となった。

Chinese New York Times staffer jailed, but not over state secrets (AFP)

The court in Beijing jailed Zhao Yan, 44, for three years on the charge of having obtained 20,000 yuan (2,500 dollars) by fraudulent means, according to a copy of the court verdict seen by AFP.

AFPの入手した判決文によると、2万元を不正に手に入れた詐欺罪で3年の懲役となった。
3月にいったん不起訴になっている機密漏洩罪では、さすがに有罪に出来なかった模様。だったら、今まで拘束していたのはどういう理由だったのか、詐欺って誰からどういう詐欺をしたのかなどなど、弾圧のための裁判であったのが余計にバレバレ。

中国、米紙助手と人権活動家に懲役・締め付け強化 (日経)
新華社によると、北京市中級人民法院(地裁)は25日、国家機密漏洩(ろうえい)罪などで起訴された米紙ニューヨーク・タイムズの中国人助手、趙岩被告に詐欺罪で懲役3年を言い渡した。24日には山東省の人権活動家、陳光誠氏が懲役4年3月の有罪判決を言い渡されるなど報道や人権活動への締め付け強化を示す裁判結果が相次いでいる。

 趙被告は2004年9月、同紙が江沢民前国家主席の中央軍事委員会主席辞任を公式発表前に報道した後に拘束され、昨年5月に国家機密漏洩罪などで起訴された。

 法院は国家機密漏洩罪については検察側が十分な証拠を提出しなかったとして無罪としたが、詐欺罪への罰金と詐欺的手段で獲得したとされる2万元の返還を求めた。趙被告は詐欺罪でも無罪を主張している。
「山東省の人権活動家、陳光誠氏が懲役4年3月の有罪判決」って、書いただけでもマシだが、一人っ子政策にもとづく妊娠後期の強制堕胎を糾弾するというChen Guangchengさんの活動内容はスルーですか、そうですか。

さすが、日経。子猫虐殺しても理由さえあれば問題ないと考える新聞。一人っ子政策という立派な理由があれば・・・。



# by hateshina0815 | 2006-08-26 07:02 | 人権
2006年 08月 25日
ふざけた裁判2つ。
日本を除く世界中から注目を集めていた2つの裁判が結審。

China jails blind rights activist for over 4 years (Reuters)
一人っ子政策によって妊娠後期にも関わらず強制的に堕胎させられた女性の人権問題を訴えている盲目の活動家。Chen Guangchengさん。4年3ヶ月の服役。

裁判直前になって、3人の弁護士のうち1人を「財布を盗んだ」という言いがかりで拘束し、同時に残りの2人の弁護士も尋問を行って、Chenさんの弁護を取りやめさせた。公選弁護士をつけるという政府側の申し出を、Chenさんは、政府の息がかかった弁護士などいらぬと断り、弁護士なしで裁判に臨んだ。

結果、器物損壊と交通の妨害という罪状で4年3ヶ月。

Chinese researcher for NYT gets 3 years  (AP)
New York TimesのリサーチャーをしていたZhao Yan(趙岩)さん。3年の服役。

6/15のエントリに書いた裁判がようやく結審。その間、違法に拘束されていたのは言うまでもない。
趙岩は、2004年に「江沢民前国家主席が中央軍事委員会主席の辞意」という、たったこれだけのことをスクープした結果、国家機密漏洩罪で拘束。アメリカからの圧力もあり、胡錦涛訪米にあわせて今年3月に起訴が取り下げられたにも関わらず、そのまま拘束され続けた。そして胡錦涛帰国を待って、同じ罪状で裁判所を変えて再起訴された。
そして、国家機密漏洩で3年の判決。

どうみても、「臭いものに蓋」裁判です。本当にありがとうg(ry


# by hateshina0815 | 2006-08-25 12:19 | 人権
2006年 08月 22日
新たな口蹄疫をレポート。
China reports foot-and-mouth outbreak
China has reported a new outbreak of foot-and-mouth disease in cattle in the western province of Qinghai, but it has already been contained, a state newspaper said on Tuesday.

東部のQinghaiで家畜の牛に口蹄疫が見つかった。すでに防疫対策が取られている。

The outbreak in Huangzhong county, which was confirmed last week, resulted in the slaughter of 50 cattle, the Beijing News said, citing an Agriculture Ministry notice.

Huangzhong地区で口蹄疫が先週見つかり、50頭の牛が処分された。

There have been at least three other outbreaks in Qinghai since July.

Qinghaiでは7月以降、少なくとも3例の口蹄疫が報告されている。

Outbreaks that have resulted in the slaughter of more than 1,000 animals have been reported around China so far this year.

今年に入って、1000頭以上が口蹄疫によって処分されている。
口蹄疫は牛だけでなく、ブタやヤギといった家畜すべてに感染する可能性があり、徹底的な消毒以外に有効な防疫がない。

イギリスで口蹄疫が見つかり、ヨーロッパ、日本、アメリカ、オーストラリアが、すべての空港に消毒マットや消毒液槽を置いたのが思い出される。

中国から入国する人間すべてを消毒しないと、幸いにもこれまで口蹄疫にやられてこなかった日本の畜産農家に影響がでないか?中国研修生を農家に斡旋している連中がいるし。



# by hateshina0815 | 2006-08-22 12:18 | 環境
2006年 08月 21日
中国の台頭は西側諸国に疑念を残す
China's rise leaves West wondering (BBC)
中国は主要な経済圏を1つづつ越えてきている。2005年にイギリスを跳び越し、今はドイツと日本を射程に入れている。

成長を続ける経済的な圧力は外交面や軍事面でも力をつけている

世界の他の国々は、このことを心配しなければいけないのだろうか?

Robert Kaplan(米海軍大学客員教授)は、中国の力の成長はアメリカに影響を及ぼすと語った。

「この50年間、米海軍は実質的に太平洋を自分の池として所有してきた。しかし、これからの50年はそうはいかない」

Kaplanは総合的に見て、中国の防衛予算の伸びは経済のそれよりも早く大きくなってきているとする。ミサイル開発と潜水艦購入を目的に絞って予算が使われていて、そこには、中国近海から米海軍を追い出すという限定的な意図があるという。

しかし、Sha Zukang(沙祖康)駐ジュネーブ国連大使は、懸念する理由がないと主張する。

5000年の長きにわたる中国の歴史を読めば、「中国が基本的に平和を愛する国家であることを見出すことは難しいことではない」

アメリカのライバル

ブッシュ政権は、中国が戦術上の競争相手だという力点の置き方をしてきた。そして、9/11が起きた。ワシントンは焦点をテロリズムへ移した。北京にとっては大きな助けとなり、孤立した中国の軍拡には注意を払わなくなった。

とはいえ、ペンタゴンの戦略家たちはその拡大を懸念し続け、ラムズフェルド国防長官は中国の兵器支出の大半が隠蔽されていると発言した。

沙国連大使はこの主張に強く抗弁した。「アメリカは口を閉じていたほうがいい。静かにしていろ。そのほうがずっとずっといい

ここで、中国の将来にとっては酷な質問をしてみよう。今後も靴や洗濯機を売るだけの単なる経済大国であり続けるのか。それとも全世界に広がった新たな権益を守るために軍事力を持つのか。

西側諸国、ついで日本による犠牲者だと思い続けてきた2世紀の間に、中国はパックス・アメリカーナに対する苛立ちをつのらせ続けてきた。現在では、この30年間で成し遂げた経済的な成果を守ることを重視して、ワシントンとの衝突を避けている。

しかし、こと台湾となると話は別だ。沙国連大使は、台湾という国家の重大な権益についてはまったく譲歩しないと語った。「中国にとっては、1インチの領土は国民の命よりも重要だ

筆者の知り合いのほとんどの中国人は、台湾について同様に情熱的だ。ナショナリズムは共産主義に取って代わって中国を1つにつなぎとめる接着剤となっている

もう1つの鍵は繁栄だ。中国は貧しい農民を21世紀型産業の労働力へ、転換をすすめて来た。それによって莫大な天然資源の需要が生まれ、中国の外交方針の大半が原油や天然ガスなどの供給源確保へと向けられている。

世界的な圧力

アフリカが特に際立って影響を受けている。南アフリカWits大学のGarth Sheltonは注目されることを歓迎し、こう語った。アフリカ大陸での更新された中国の利害について楽観する声が大きい、と。

「アメリカや西ヨーロッパ各国と取引を行おうとすると、民主主義の再構築や人権などに関する33項目の改善要求リストを持ってくる。一方で、中国がやって来ると、ありのままを受け入れてくれる。正直、その違いにはほっとさせられるんだ」

中国は数多くのアフリカ諸国に莫大な投資と支援を行っており、特にエネルギー資源国に対して力を入れている。中国はアンゴラ原油の主要な消費国であり、原油供給の7%をスーダンに頼っている。

一方で、スーダン政府のダルフール対応を批判することで解決を図ろうとしているUNの政策を、中国が妨害しているという国際的な批判がある。また、中国はジンバブエのムカベ政権維持に協力しているとも批判されている。

最近アフリカ人として初めてアフリカ大陸における中国の影響力に関する本を書き上げたばかりの、セネガル人のジャーナリスト、Adama Gayeは、中国は最高レベルの冷笑を浴びせかけてると非難する。

長期的な関心を持って投資を行っているのだろうか、彼は問いかける。アフリカに利用価値がなくなったとたんに、ごっそりといなくなりアフリカは太陽の下で干からびて捨てられるんじゃないか。

Gayeは、民主的な選挙を行わずに経済開発を行っていく「北京スタイル」に現政権が惹かれているのではないかという疑問を強調する

ワシントンにあるBrookings協会のJing Huangは、これこそが中国のもたらす西側諸国への脅威であるという。

「真に挑戦的な事柄は価値基準だ。我々が何者であって、どうしたいと思っているのか」

しかし、中国の問題はその大きさを誇示したまま立ちはだかる。成長を維持するためには中国は地球上に天然資源と市場を必要とし続け、この時代の多様化した価値観が、最終戦争を防ぎきってくれることを祈るしかない。


武器を交えることがないとしても、国際社会における最初の巨人が目覚めたことによって、先進国は何億もの人々の異質な文化と価値に脅かされる。唐突な交流は両者を豊かにするかもしれないが、西側諸国の弱点をさらけ出す結果にもなるかもしれない。
関連記事
Chinese envoy tells U.S. to 'shut up' (AP)


# by hateshina0815 | 2006-08-21 23:48 | 軍拡
2006年 08月 21日
カタツムリ料理で髄膜炎
Snail snacks cause meningitis in Beijing: report (Reuters)
生もしくは半生でカタツムリを食べて、およそ40人が寄生虫が原因の髄膜炎を発症したと、China Dailyが報じた。

およそ半分の患者はアマゾンカタツムリを、北京にある四川レストランのチェーン店で食べた。北京の保健省は、この人気のある軽食を避けるようにと注意を促した。

中国では、食の安全性に関わる事件が増えつつあることに頭を悩ましている。

2004年に起きた、ニセのベビーミルクが原因で13人の赤ちゃんが死亡する事件が発生したときは大問題となった。

鳥インフルエンザに感染した21人の中で何人かは病気にかかった鳥を食べたことが原因であるとされている。

うげっ。机以外は何でも喰うとはいえ、カタツムリのお刺身。うげっ。あんまりビックリしてツノが出ちゃった。




# by hateshina0815 | 2006-08-21 15:41 | 環境
2006年 08月 20日
鳥取砂丘
草原化防止に関心 NYタイムズが鳥取砂丘取材

 オオニシ支局長は世界的な砂漠化を防ぐ取り組みと“逆行”する景観保全に強い関心を示し、鳥取砂丘が話題のスポットとして世界に紹介される。
 千葉県市川市生まれで、四歳の時に家族でカナダのモントリオールに移住したオオニシ支局長は「前任地のコートジボアールではサハラ砂漠を取材した。鳥取砂丘は砂漠ではないが、砂漠化防止とは逆に保全したいというのは面白い取り組みだ」と取材の意図を説明した。

さて、どんな記事にするつもりなんでしょうか?勝手に予測。

よそく1
生産性のない砂丘を伝統だからという理由で自然に逆らって保存していこうというのは、Bの囲い込みによって差別を続ける同県の姿勢そのものだ。人権擁護法案は守旧に固執する鳥取にとって必要なのは間違いない。
よそく2
鳥取砂丘は古くから日本人に愛されてきた自然である。そこには砂しかないが、歴史がある。目を海に向けると、そこには竹島がある。南鮮人にとっての竹島は、まさに鳥取砂丘だ。歴史と伝統と誇りがマンセー。
よそく3
鳥取砂丘は滅び行く日本経済を象徴している。価値のない砂粒に幻想をみて、さも価値があるかのように装い、世界に害悪を広めている。その砂丘が緑化しつつあることに対抗しようとは、まことに日本人というのは愚かな民族よ。おおわらひ。
どんな記事になるか、楽しみですね。

そんな電波をいち早くキャッチしたいという、オーニシファンならすでにご存知と思いますが。ストーキングに便利なリンクをご紹介。というか、私が使っているリンク。
NYT Norimitsu Onishiの記事一覧
Google News(英語)で検索
Google(日本語)で検索

NYTはRSSもあります。ただし、NYTへの登録が必要です。とくにスパムなどは来ないようですし、メアドとパスワードの組み合わせが必要なだけであって、実在するメアドでなくてもy(ry

Googleはニュースアラートを設定しておくと、メールでお知らせしてくれるので、毎日巡回ストーキングしなくても、勝手にメールボックスにお届けしてくれます。

これで、完璧。(w


# by hateshina0815 | 2006-08-20 08:50 | また大西か
2006年 08月 16日
世界一のジャーナリスト弾圧国家。
新聞2.0を謳うイザ!が、あまり国内で報道されていないニュースを配信してくれている。

スパイ容疑拘束記者の公判 中国、関係者の傍聴認めず (イザ!)
中国当局がスパイ容疑で拘束しているシンガポール紙の元香港駐在記者、程翔氏(56)の公判が15日午前、北京の第二中級人民法院(裁判所)で始まった。罪名などは明らかにされておらず、程氏の家族ら関係者の傍聴も認められていない。
この記事を掲載しているだけでも画期的。でも、これだけではなんのことやらさっぱりわからないので、補足。

HK reporter 'on trial in Beijing' (BBC)
When he was charged in August 2005, state-run Xinhua news agency said that he had bought information about Chinese political, economic and military affairs to pass to Taiwanese intelligence officials.

But his wife said he had travelled to China to collect documents linked to the former Chinese leader, Zhao Ziyang.
台湾のスパイだとして拘束されていたのだが、奥さんは趙紫陽に関連する資料を収集していたと主張している。つまり、中共は国家機密の漏洩とかスパイ行為とかという名目で、都合の悪いニュースを書くジャーナリストへの弾圧を行っている。

China tries Singapore reporter on spying charge (Reuters)
China is the world's leading jailer of journalists, with at least 32 in custody and another 50 Internet campaigners also in prison, rights group Reporters Without Borders says.
国境なき記者団によると、中国は世界でもっともジャーナリストを投獄しており、少なくとも32名の記者と50名のインターネット上の活動家が現在でも刑務所に入れられている。

イザ!も共同の記事を垂れ流すだけでなく、もう一歩踏み込んで報道してくれると、さらにうれしい。期待を込めて。


HK reporter's trial ends in China (CNN)
裁判終了の速報。評決はまだ出ていない模様。


# by hateshina0815 | 2006-08-16 17:59 | 人権
2006年 08月 16日
中国の外交を徹底非難するイギリス外交委員会
日本でこういう記事が普通に読めるようになるのはいつになるんでしょう。

British lawmakers urge China to stay away from rogue states for trade (AFP)
イギリス下院議員の委員会は東アジアに関する広範なレポートを発表した。その中で、中国は必要な天然資源を確保する目的で、国際法を無視し人権侵害を行っている国々と取引を行っており、中国に対してそのような取引を停止するよう強く求めた。

下院の外交委員会は今週発行したレポートの中で次のように記している。「国際社会が非難した国と経済活動を行っている北京の態度は、人権と適切な統治における国際的な基準を維持していこうとする努力を悪化させている」

委員会はさらに、スーダンとジンバブエとの中国の関係を特に着目し、アジアの大国は西側諸国の利害関係を損ねているばかりでなく、「腐敗し残忍で無能な政権が、信用できないパートナーとなる」ことで中国自身の利益を損ねる、としている。

日曜のレポートでは、マイクロソフトやグーグルやヤフーなどのインターネット関連企業も、中国政府と協調してWebの検閲を行っていて、「モラル上受け入れられない」と非難した。

さらに、台湾海峡における中国の軍備拡大を「東アジアにおける平和と安定に対する脅威」と批判した。

委員会は、ロシアと結びついた「独裁主義ブロック(authoritarian bloc)」の出現を警告し、WHOから台湾を除外するための裏取引についても注意を促している。

外交委員会のレポートは、中国とロシアの結びつきが大きくなっていることについて、「独裁主義ブロック(authoritarian bloc)が台頭しつつある」予兆とし、「民主主義への反抗とユーラシア大陸における西側諸国勢力の低下」をもたらすとしている。また、上海共同体(SOO)が、NATOへの対抗勢力を目指しており、西側諸国への反対勢力となる独裁主義連合へと発展する危険性を示唆した。

国会議員による委員会は、台湾を国として認めないとしながらも、連携を強化すべきであり、特に鳥インフルエンザの流行を鑑みてWHOからの除外を不満であるとしている。

また、先月の北朝鮮のミサイルテストについては、計算された挑発であり許容できないとし、北朝鮮が核兵器開発を行っていないとする政府は無責任であると述べている。

また、北朝鮮で原子力関連の事故が発生する危険性が極めて高いとした。
とくにスーダン。もちろんダルフールを念頭においての話。台湾がレポートに出てきているのも、先日チャドがその国交を台湾から中共へスイッチしたことも影響していると思われる。

(参考)
チャドとの断交を決意 台湾の尊厳と主権を護る (台湾週報)
ダルフール問題は依然深刻であり、リベラルのニューヨーク・タイムズもそれをジェノサイドとしてしている。 (finalventの日記)
Select Committee on Foreign Affairs Seventh Report (外交委員会のレポート原文)

# by hateshina0815 | 2006-08-16 11:30 | 人権
2006年 08月 13日
オーニシ君も絶賛。太田光のもしも私が総理大臣だったら。
爆笑問題の電波番組を絶賛するオーニシ君。面白かったので、全訳でお届けいたします。

Pushing the Boundaries of Political Satire in Japan (NYT)
政治風刺の限界に挑戦!
By NORIMITSU ONISHI
Published: August 12, 2006

銀色のたてがみがトレードマークな「日本の首相」と、在日米軍基地の維持コストを突きつけてくる「アメリカ大統領」 --- 「首相」はこう宣言する。「今日これから、日本は一銭も払いません」

すると、「大統領」は怒って出て行く。基地をすべて閉鎖するぞと脅して。

しかし、「大統領」はすぐに後悔する。カーペンターの「Close To You(邦題 遥かなる影)」が流れる中、川を望む緑の丘に座って、花占いで謝ることを決める。深々とおじぎをした謝罪は、尊大に受けいれらる。

毎週ゴールデンタイムに放送される「太田光のもしも私が総理大臣だったら」というお笑い番組で、最近こんなコントが流れた。太田光はThe Daily ShowのJon Stewartに近いスターだ。政治色が強いと言われるコンビの一人である太田は、日本のテレビに初めて政治風刺を持ち込んだ。

アメリカのテレビでは政治のパロディは色々とある。The Daily ShowやSaturday Night Live、そしてThe Simpsons。しかし、日本のテレビでは社会風刺は数多くあるのに、政治のリーダーをバカにするような歴史がない。お笑いブームにもかかわらず、少数を除いてほとんどが政治を敬遠している。

「私がこんな番組をやっていても、政治はコメディアンが足を踏み入れる場所じゃないって言う人もいるんですよ」と太田は語る。「しかし、私はそうじゃないと思う。コメディアンが政治で笑いを取ってもいいじゃないですか」

41歳の太田はジーンズにTシャツ姿で、ずっとタバコを吸い続けながら彼の事務所でインタビューに応じた。時々考え込むような感じで。

「本当のことを言うと、コメディアンが政治に鼻を突っ込むのは止めろという人のことを尊敬しているんですよ」と言う。「でもね、イライラするの。そういう制約が嫌いなの。何にでも首を突っ込みたくなってくる」

日テレのレギュラー番組として4月から放映されている。ビデオリサーチの調査では、同ジャンル中、視聴率TOP 10にこそ入っていないものの、なかなかの高視聴率だ。

太田の口調は、アメリカの基準からすればぬるいかもしれない。しかし、そのメッセージははっきりしている。アメリカ大統領にNoと言う日本の首相のコントのように。

その姿は本物の首相と呼応する。ブッシュ大統領にいつでもYesと言い、最近のGraceland訪問で、エルビス風のサングラスとエアギターでブッシュをドン引きさせたあの姿だ。

番組のフォーマットは国会の審議場を真似て、太田が一段高いところに陣取る。キッチリしたスーツを着込んだ本物の政治家や、派手な衣装の芸能人などのゲストが、投票の前に討論を行う。

法案は討論を白熱させるために、わざと極端なものにしてあるようだ。最近の番組では、小泉首相の発言は18禁にすべきだというのがあった。複雑な問題については詳細を語らず、いつでも同じ言葉しか繰り返さない小泉の発言は、多感な子供達の知性の発達に有害だからというものだ。

別の日には、無能な首相を罷免する国民投票や、1年間のアメリカとの外交禁止について討論された。また、天下り役人の時給を$4.30に制限する法案も討論された。

こめかみに血管を浮き立たせた太田が真剣に話している間にも、冗談が飛び交う。太田は真剣だ。番組に出ている政治家はバカにされ、髪を染めサングラスをかけた芸能人と同席しているだけでも、時には笑い者になってしまう。

基地問題を取り上げた番組でのメインゲストは石破元防衛庁長官。彼は兵器の知識が豊富であることでも知られている。アメリカへの支払いを止めようという太田の議題は、石破との猛烈な言い合いの後に、13対10で廃案となった。

「彼は怖い奴だった。秋葉原から直接来たみたいに」と、太田は言った。秋葉原はテクノロジーオタクの聖地(the heart of Japan's techo-geek culture)である。

太田は風刺に対する興味の源流として、こう振り返る。チャップリンの映画、カートボネガットの小説、モンティパイソン。高校の頃、彼は一人も友達がいなかった。そんな場合は安易に退学してしまう子供がばかりだが、太田は一日も学校を休まなかった。彼は短い演劇の脚本を書いて自ら演じた。観客は教師一人だけだった。

大学で友達の作り方を学んだ。見つけ出されるまで待つのではなく、会いたいと思う人を探し出すことだと彼は説明する。その一人が田中であり、後に爆笑問題というコンビを組むことになる。

テレビの外でも、コンビは政治色の強いパフォーマンスを続けてきた。テレビにある、数多くの制限と自民党による長期間の一党支配という理由。それはまた別の問題でもある。

横浜の神奈川近代文学館館長であり、政治風刺の専門家である紀田順一郎によると、日本では150年前に西洋に開かれるまでは、とても盛んに政治風刺が行われていた。しかし日本が西洋に追いつき、政治風刺を弾圧し始め、権力者が反政府運動と風刺を同一視するようになった。

日本が第二次世界大戦後に民主化が始めると、政治家や社会風習をを風刺する「日曜娯楽版」というラジオ番組が一世風靡した。しかし1947年に始まったその番組は、アメリカによる占領の終結と同時に、1954年に政府によって突然打ち切らた。その頃から、戦後という空気が色濃くなっていった。

「日曜娯楽版の件は戦後最初の言論弾圧です」と紀田は語る。「今でも、太田さんに同じことが起きないとは限りません。太田さんは気をつけないと」

まさに、太田も同じ事を語った。ある種の話題、例えば皇室問題や北朝鮮については言及できないという。

「北朝鮮にはその歴史があり、私達は複雑な問題を解きほぐさなければいけない」と太田は言う。「誰も国がどのように成り立っているのかという全体像を掴んでいないし、日本がその過程でどう関係しているのかもはっきり分かっている人などいない」

しかし、今日の日本では北朝鮮はNo.1の敵であり、風刺するにはデリケートすぎるテーマだ。太田は左寄りというわけではなく、ひねくれ者だと自称する。小泉政権の右翼的な言論が勢力を増す中で、太田の反権力的な姿勢がカウンターとなり、同時に攻撃されやすい標的ともなっている。

「怖いですよ」と太田は言う。「日テレが何かしらの圧力で番組を打ち切ってしまうんじゃないかって」

日本独特の異常さの1つとして、もっと恐ろしい現実がそこにある。日本には組織的な右翼集団があり、反日的とみなす者を恒常的に脅迫している。4月には、そのような一人の右翼が、太田の事務所を突然訪れている。その右翼は、天皇の戦争責任を追及した、ある政治家を暗殺しようとしたとして、投獄された経歴を持つ。彼は、太田がそのことに言及したことに抗議する手紙を残していった。太田にとっては濡れ衣であるにも関わらず。太田も用心深くなければならないことを知っている。

「言いたいことを言いたい」と太田は語る。「この番組に携わる人達に迷惑がかかることや、仕事をし難くすることや、事務所の人間が襲撃にあうことや。そんなことも、私は考えていなければなりません。そんなことにならないように頑張っています。色々と戦略を練っていかないと」
先日の韓国キリスト教。オーニシの場合。を電波記事だと思ってたら。まさか、こんな特大電波を夏休みに仕込んでいたとは。(w

地味に仕組まれている偏向は、まぁオーニシかっぅことで華麗にスルーしたとして。日テレはこの番組のフォーマット販売をアメリカに仕掛けているのかしら。いでよ、鉄人♪



# by hateshina0815 | 2006-08-13 04:43 | また大西か
2006年 08月 09日
スパイを処刑。ビデオで再教育。
Chinese official executed as Taiwan spy (AP)
An official from China's social security fund has been executed on charges of spying for rival Taiwan, a spokesman for the agency said Tuesday, and government employees have been required to watch a video about the case.

ある役人が、台湾のスパイとして処刑された。政府関係者は、この事件を扱ったビデオを見ることが義務付けられた。

Tong Daning, director of the general office of the National
Social Security Fund, was executed April 21, said Yan Caiping, the agency's chief press officer. Yan said Tong was convicted of spying for Taiwan but wouldn't give any other details.

Tong Daningは年金保険関連の役所に勤める一般事務の重役であったが、台湾のスパイとして4月21日に処刑された。どのようなスパイ行為を働いたかについては明らかにされていない。

In the latest case, employees of Chinese universities, radio and television stations and other agencies have been required to watch a video titled "Tong Daning's Spying Case" in recent weeks.

大学、ラジオ、テレビや他の政府関係部署に勤める役人は、「Tong Daningのスパイ事件」と題されたビデオを見ることを要求された。

The video is meant to "strengthen employees' concept of protecting secrets," said the Web site of a river management agency in the central province of Henan.

このビデオは「機密情報を保護するという意識をより強くするため」のものだ、という文章がHenanの河川管理当局のWebサイトに載せられている。

Similar accounts appeared on Web sites of more than a dozen other agencies, including weather bureaus and a family planning office. Some showed employees watching the video and taking notes but none gave any details of its contents.

同様の言及が数多くの政府関係サイトに載せられていて、例えば気象省や人口監督省などに見られる。ビデオを見ながらメモをとっている政府関係者の姿を載せているサイトもあるが、ビデオそのものについての詳細は伝えられていない。

見せしめのための死刑。見せしめであることを徹底するためのビデオ教育。

まさに独裁政権の恐怖政治。



# by hateshina0815 | 2006-08-09 11:13 | 人権


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